【概要】
加工機から払い出される製品とAGV(無人搬送車)、PLCを連携させ、リアルタイムに状況を把握できる「電子かんばんシステム」の構築。
【導入前の課題】
加工機から払い出された製品の管理と、AGVによる工場内物流の効率化がテーマでした。しかし、モノの動きと情報がリアルタイムに連携されておらず、手作業での確認や指示に工数がかかり、生産性の向上を妨げる一因となっていました。
【課題解決のための提案とシステム開発】
この課題に対し、当社は**AGVの動きをトリガーとして、必要な「かんばん情報」を動的に生成し、Bluetooth通信で電子棚札へ表示する「リアルタイム電子かんばんシステム」**を提案・開発しました。
【システムの主な流れ】
1.製品搬送とRFID読取: 成型機から払い出された製品がAGVで搬送され、RFIDゲートを通過する際に製品情報を読み取ります。
2.かんばん情報の自動生成・書き込み: 読み取った情報を基に、品番・背番号・収容数などの「かんばん情報」をシステムが自動生成。対象の電子棚札へ即座に書き込み、同時に「いつ、何が、どこに入庫されたか」を在庫情報としてデータベースに記録します。
3.空箱返却プロセスの自動化: 製品供給後の空箱が返却ゲートを通過する際にもRFIDを読み取り、情報をクリア。これにより、容器の循環プロセス全体を自動で管理します。
【現場の運用を支える堅牢な設計】
生産ラインの安定稼働を最優先とし、PLCや電子棚札との通信エラー時にリトライ処理を行うなど、緻密なエラーハンドリングを実装。また、万が一の際にはハンディスキャナによる手動介入も可能な、柔軟性と堅牢性を両立したシステムを実現しました。
【技術スタック】
動作環境:Windows 11
開発言語 / DB:C# / SQL Server
主な使用機器:
・電子棚札:GRトレード製
・固定RFIDリーダー:DENSO UR40
・ハンディスキャナ:東北システムズ R-5000
・PLC、サーバー、アクセスポイント
【体制・規模】
開発期間:2025/01~2025/03
規模:4人月
SE:齊田
PG:齊田
【担当範囲】
基本設計/開発・単体テスト/結合テスト