介護現場の切実な課題
介護記録は法的義務です。記録がなければ介護保険の報酬請求ができません。しかし、介護スタッフは1シフトあたり1〜2時間を記録作業に費やしています。人手不足の中、記録に費やす時間はそのまま「ケアできない時間」です。
解決策:音声入力 → AI → 構造化介護記録
スタッフがケアしながらスマホに向かって話すだけで、AIが介護記録を自動生成します。
入力: 「田中さん、昼食8割摂取、むせ込みなし、午後レクに参加して笑顔が多かった」
出力: SOAP形式の構造化記録(主観・客観・評価・計画)+カテゴリ自動判定+気分評価
3つの機能
音声 → SOAP記録 — 1回の音声入力で、S(主観的情報)O(客観的情報)A(アセスメント)P(計画)の4項目を自動生成
カテゴリ自動判定 — 食事・入浴・排泄・バイタル・活動・睡眠を音声内容からAIが自動分類
申し送りサマリー — シフト中の全記録からAIが次シフトへの申し送りを自動生成。重要度順に整理
技術構成
フロントエンド: Next.js + TypeScript + Tailwind CSS
AI: Claude Sonnet(SOAP記録生成・カテゴリ判定・申し送り生成)
音声認識: Web Speech API(2.5秒の沈黙で自動送信)
ホスティング: Vercel
音声認識はブラウザ内蔵のWeb Speech APIを使っているため、追加コストは発生しません。AIのAPIコストのみで運用できます。
なぜSOAP形式なのか
SOAP形式は介護・医療の記録標準です。主観的情報と客観的情報を分離し、アセスメントと計画を明示することで、ケアの質を担保します。AIに「介護記録の専門家」として振る舞わせることで、新人スタッフでも質の高い記録が書けます。
今後の展開
家族向け月次レポート — 記録データからAIが温かい文体の月報を自動生成
マルチモデル対応 — 日常記録は無料モデル(Groq/Gemma)、家族向けはClaude
データベース連携 — Supabaseで記録の永続化・検索・統計分析